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2005.02.16

アイ・ロボット それはアトムから

ロボットのイメージは年代によって違うと思います。
タンクタンクロー、アトム、鉄人28号、マジンガーZ、ガンダム、パトレイバー、、、、
私の世代ではやはり鉄腕アトムです。

アイ・ロボット 監督/アレックス・プロヤス

この作品は日本のアニメからアイデアを大分もらっています。
まず鉄腕アトムの世界感、
そしてパトレイバー、甲殻機動隊、などどこかで見たような設定がたくさん描かれて楽しめます。
ロボットが意思を持ち本来仕えるべき人間に反乱するという話は珍しくありません。
この映画ではそんな要素に刑事ドラマのバディ物の設定を含ませ物語に深みを持たせています。
エイリアンネイション監督グラハム・ベイカー 1988年では異星人と人類の共存する世界での物語でした。
そしてこの作品では主人公の刑事の相棒の刑事は異星人でしたが、アイ・ロボットではその設定をそのまま異星人からロボットに変更したような感じです。

主人公の刑事デル・スプーナー(ウィル・スミス)の設定に仕掛けがあり、センスのない脚本なら彼もロボットだというどんでん返しがクライマックスに描かれるのでしょうが、そこは少しひねりがありました。

強いロボットと戦うには生身の身体では無理でしょうが、この設定には納得しました。
ロボットが大量に現れるCG場面は平坦ですが、細かい設定でそんな部分も補われています。

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2005.02.15

頭脳派スパイ、ボーンスプレマシー

ハリウッドのアクション映画では現実離れしたアクションや
筋肉にものを言わせた武道型が多く、いくら派手な場面を見せられてもやりすぎるとしらけてしまいます。
その点この作品の主人公は頭脳派で現実的なアクションを見せてくれます。

ボーン・スプレマシー 監督/ポール・グリーングラス

主人公ジェイソン・ボーン(マット・ディモン)は記憶を失ったCIAのエージェントです。
記憶はなくてもエージェントとしての才能は身体が覚えていて、危機を回避するたびにその記憶がよみがえります。
ジェームズ・ボンドのように秘密兵器もなく、セガールやバンダムのように力のみで敵に向かうのでもありません。

瞬間に自分の状況を判断しその場にある物(携帯電話や丸めた雑誌など)を最大限に利用します。
優れた能力をもちながらも超人ではないボーンは時には傷つきながらも危機を回避してゆきます。
その場面はリアリティーがあり見ている側をすんなり感情移入させます。
寡黙なヒーロー役はマット・ディモンが実にうまく演じています。
この手のシリーズものでは主人公のキャラクターが途中で変わることが多いですが、ボーンの次回作でもこの雰囲気を変えてほしくありませんね。

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2005.02.13

宮崎アニメの集大成 ハウルの動く城

前作千と千尋でアニメはもう製作しないと言っていた宮崎駿監督、
しかし監督がリタイヤすることを世間は許してくれませんでした。

ハウルの動く城 監督/宮崎駿

宮崎駿の新作です。見る前にいろいろな声が入ってきてしまい、少し不安があったのですが、
作品を見るとそんな気持ちは消えてしまいました。

魔法で90歳にされてしまった少女と動く城に住む青年ハウルの物語。
そんな風変わりな設定も宮崎駿の演出で素敵なまんが映画に仕上がっています。

もののけ姫は少し重く、千と千尋のあっさりとしたエンディングには少し不満足でした。

今回のハウルは宮崎駿本来の持ち味を生かしたまんが映画そのものです。
またハウルは宮崎作品の様々なエッセンスが満載です。
ルパン、魔女の、ラピュタ、ナウシカ、もののけ、トトロ、紅の豚、
いろいろな作品の記憶がよみがえってきました。

良い作品に触れたとき、
その中の登場人物に会いたくなることがあります。
私はハウルの城をたずねたいと思いました。

この映画を見たあとに、宮崎駿はもう映画を作らないような気がしたのですが、、、

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