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2004.11.20

橋爪功という役者

放送中のTVドラマ 新・京都迷宮案内がおもしろい。
京都日報社会部の遊軍記者・杉浦恭介(橋爪功)が主人公の物語
杉浦が事件を取材することを軸に進みます。
サスペンスの要素もありますが、
事件を取材するひょうひょうとした杉浦の姿が愉快です。
そして彼を取り巻く人たち。
社会部担当デスク、橘つた子(野際陽子)
杉浦の同僚、曽ヶ端渚(国生さゆり)
京都府警総務部長、大洞浩次郎(北村総一朗)
杉浦の上司、円谷晋作(小木茂光)

それぞれが役を楽しんで演じているように見えます。
とくに橋爪功と北村総一朗の無邪気なやりとり(子供同士がじゃれているようです)は楽しめます。

事件の取材の過程はユーモアを交えた進行ですが最後はしっかりしめてくれます。
この時それまでへらへらしていた杉浦が厳しい表情になるという変化が物語りにめりはりをきかせています。
大人が楽しめるドラマです。

主演の橋爪功は、脇役での出演が多く、当初は意地悪な役や小悪人の役が多かったと思います。

私が好きなのは、かみさんの悪口(1993年TBS)での田村正和の友人役や、こちら本池上署の刑事役です。
見逃しがちですが橋爪さんはとても服装のセンスが良くおしゃれです。

ぜひこのこんな役での橋爪功さんをスクリーンでも見てみたいです。

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2004.11.15

日本版 黄昏 輝く湖にて NHKドラマ

良質なドラマをNHKで見て感動しました。
こんな作品がたくさん見られるなら受信料も無駄ではないと思います。
輝く湖にて NHKドラマ 11月13日放送 
杉浦直樹 八千草薫演じる老夫婦が過ごす中禅寺湖の別荘でのひと夏の物語です。
原作は「ON GOLDEN POND」
1981年にヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘプバーンが演じた映画黄昏も同じ原作です。
杉浦直樹と八千草薫が演じる夫婦は映画の黄昏とイメージがオーバーラップしていました。
日本とアメリカ、両方の役者とも品がありこの作品のイメージにぴったりです。
この年齢でヘンリー・フォンダと同じようなイメージの役者はあまりいないのではないでしょうか。
杉浦直樹は合っていますね。
TVドラマ(脚本山田太一)岸辺のアルバム1977年でも八千草薫と夫婦役でした。

日本版では舞台劇 黄昏でも同じ役者が演じています。
娘役は浅野温子でした。
映画では娘役はジェーン・フォンダ=ヘンリー・フォンダの実娘です。
物語ではこの娘と父親はぎくしゃくした関係です、本当はお互いを思い愛しているのですが。
映画の親子同様ヘンリー・フォンダとジェーン・フォンダも仲が良くなかったそうです。
黄昏でヘンリー・フォンダがアカデミー賞に出席したときにやっとわだかまりがとけて抱き合う姿が印象的でした。(この作品でヘンリー・フォンダとキャサリン・へプバーンはアカデミー主演賞を受賞しました)
ヘンリーフォンダはその後亡くなりました。
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今回のドラマでは娘役は真矢みきが演じています。
気の強そうなところはジェーン・フォンダばりです。

彼女が再婚しようとする男(西村雅彦)の息子と杉浦と八千草の交流。
最初はうちとけない子供と杉浦たち老いたものがやがてうちとけ同じ湖の季節での体験を共有してゆく。
やがて去るものと新しいもののつながり、
それぞれが互いに与え、忘れていたものを得てゆく、
年齢を重ねたものとこれから重ねるものの理想の姿だと思いました。
私は両者の中間の年齢ですが、この主人公のように年をとりたいと思いました。

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2004.11.09

クリスマスに見たい スモーク

クリスマスにはどんな映画を見ますか?

ファンタジーもSFXも二枚目の俳優も出ていませんし、しゃれた恋愛もありません、
でもいいですよ、この作品。
スモーク 1995年 日米合作 監督ウェイン・ワン
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主人公はブルックリンでタバコ屋を開いているオーギー(ハーベイ・カイテル)彼の友人の作家ポール(ウィリアム・ハート)は毎日たばこを買いに彼の店に行きます。
ポールは交通事故で妻を亡くしていて、いまも心の傷は癒えていません。

事故のあった日、毎日店の前で写真を撮っていたオーギーのカメラにはポールの妻が写っていました。

オーギーは別れた恋人から成長した娘がいるのを子供を生もうとしていることを知らされます。
その娘は良い境遇ではないことを聞き、オーギーは娘に会いに行きます。
しかし娘は余計な世話を焼くなとオーギー達を追い返します。
自分のつきあっている男性はやくざだし、ただではおかないと言って。
オーギーが去ったあともカメラは娘をとらえたままです。
怒りの表情から口元が震え、泣き出しそうな表情になる娘、、、
自分の事を心配してくれ会った事も無かった父親にたいする感謝と申し訳ない気持ちがわかります。

ポールが知り合った黒人の青年は、会った事の無い父親を探しています。
オーギーの店で働くようになった青年はオーギーとポールの協力で父親に会います。

傷を抱えた登場人物たちがかかわりあい、そして、、、、

ラストでオーギーはポールにクリスマスの出来事を聞かせます。
それは昔の自分の経験です。
それが真実か嘘か、
でもどうでもよいのです。
信頼するもの同士での会話-物語はどちらかが信じていればそれは真実なのです。

ハーベイ・カイテルの煙草を吸う仕草にしびれました。

スモーク-煙にも重さがあるのを知っていましたか?
計る方法があるんですね、、、、、この映画を見ればわかりますよ。

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クローン 自分探し フィリップ・K・ディック

フィリップ・K・ディックの描く未来は暗い世界です。

ブレードランナー、マイノリティ・リポート、トータル・リコールなど映像化されたものも暗いイメージです。
そして主人公の自分探しが物語の軸になっています。
ブレードランナーの成功でディックの映画はその後も続きましたが、ブレードランナーを越えた作品は無いと思います。ブレードランナーはラストが甘いとの評もありますが、それを差し引いてもその映像センスは優れていて作品を輝かせています。
その後のシュワちゃん、トム様の時は俺様映画となっていたのが残念でした。

クローン 2001年 監督ゲイリー・フレダー

主演のゲイリー・シニーズは良い役者ですが、主役には向いていないのではと思います。
少し花が足りないような気がします。
もっともディックの暗い世界ならではと主演に選ばれたのかもしれません。
もっとも作品のプロデユースは彼自身です、

フォレストガンプのダン中尉、
アポロ13の飛べないパイロット、
身代金の悪徳刑事、
スネークアイズの汚職軍人

どれも癖のある役ばかりですし、彼の風貌にあっていると思います。
私が好きなのは前者の2作品の役です。
逆境の状況にあって一時は自暴自棄になるのですが、主人公を助ける立場になります。
とくにフォレストガンプの戦場で両足を失ったダン中尉役での終盤の変化は感動ものです。

クローンでは天才科学者役で、クローン生物兵器の疑いをかけられながら逃亡する役です。
そしてラストには2度のどんでん返しが、、、、(シベリア超特急ではありません)

後味の悪いラストはディックの世界なのでしょうが、好きになれませんでした。
これを避けてブレードランナーはラストが変えられたのでしょう。
好みの分かれるところですね。

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2004.11.08

恐るべしバカ玩具 懐かしの大怪獣特撮篇

たまたま入ったコンビニでまた無駄使い。
食玩の棚でパッケージを手に取り写真を見て驚きました。
ガメラ、ガッパはともかく、赤銅鈴の助、虹男、吸血鬼ゴケミドロの写真が、、
こんなマイナーなものまで食玩になっているとは、

特撮大百科ver.3 オリオン株式会社 ¥300
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最近の食玩ブームで、その種類の多さには驚いていますが、
この商品のマイナーぶりには参りました。
とくに虹男は1949年の大映作品ですが、よほどの映画通でなければ見ていないと思います。
こんなのが食玩に選ばれるとは、
そして吸血鬼ゴケミドロ
これは1968年の作品で先の虹男に比べれば新しい作品ですが、
松竹のギララは知られていてもこの作品もマイナーです。

オリオンという会社は知りませんでしたが、今回ver.3なので前の商品もそれなりに売れたのでしょう。
パッケージの裏にはver.1と2の商品写真がのっていて、
親切にもこの商品を希望の方はイワクラまで問い合わせてくださいと書いてあります。
ver.1と2の商品でもガメラ吸血バージョン、ガメラ頭蓋骨、未公開のガラシャープ、バイラス人4パターンというラインナップで、これでもじゅうぶんめまいがします。
SANY0071
今回入っていたのはクリヤーバージョンのギロンでした。
ジオラマ風の土台までクリヤーであまりうれしくありません。
SANY0072-1.JPG
中には怪獣のカード(たばこカードと呼ぶそうです)3枚が入っていてラッキーカードが出るとアルバムがもらえるそうです。
そして応募券が別に1枚、
これは100枚!集めるとイリス(ガメラの怪獣)のフィギュアがもらえます。
いったいいくらかかるのでしょうか?

そしてイワクラのHPを見ると、、、、、
ただものではありません、この会社は、

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2004.11.07

寿司職人になろう

スーパーも最近は夜遅くまで営業しています。
7時ごろ行くと、生鮮食品は半額や割引になっているものがあります。
もっともあまり遅い時間に行っても売り切れていますが。

これをねらって刺身を買い、自宅で寿司をつくれば安く食べられます。
手間をかけるならアジなどは自分で三枚におろします。
すじこを醤油漬けにして、
卵焼きは自分で焼きます。
するめいかは刺身用を切って、足は塩辛にします。
家族4人で1000円から2000円で材料はそろうでしょう。

切るのが面倒ならパックの刺身盛り合わせを使えばもっと簡単です。
しょうがの酢漬けも忘れずに。
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シャリを握るのが面倒ならラップでくるんだ寿司めしを巻き簾で巻いてから切り、皿に並べます。
その上にねたを乗せていけばカリフォルニアロール風に簡単にできます。

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フレンチカンフー トランスポーター

ハリウッドでルパン三世が実写映画化されるそうですが、この映画の展開はほとんどルパン三世です。

トランスポーター 2002年 フランス 監督ルイ・レテリエ/コーリー・ユン
製作脚本リュック・ベンソン

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フランク・マーチン(ジェイスン・ステイサム)はプロの運び屋、
彼のルールは3つ
1.契約厳守
2.名前は聞かない
3.依頼品は開けない

2以外は宅急便も同じです。

冒頭からカーアクションシーンがテンポ良く描かれています、市街を強盗犯を乗せBMWで走り回り、
途中、橋の上からトレーラーの荷台にダイブしたり、ほとんどアニメのルパン三世です。

次に依頼された品物は、
バッグに詰められた中国系女性ライ(スー・チー)!
ルールを破り依頼品を開けてしまったフランクはライに絡んだ事件に巻き込まれ命を狙われる。
フランクとライの逃亡がはじまる。

サスペンスの要素は初めだけであとはカーアクションとフランクの格闘技の連続です。
とくにフランクの格闘場面はジャッキーチェンばりの小道具を駆使したアクションの連続です。
それもそのはずで二人の監督のうちのコーリー・ユンは子供時代にジャッキーやサモ・ハン・キンポーと同じ七小福のメンバーでした。
最近ではジェット・リーのザ・ワンのアクション指導をしたそうです。

喜多嶋舞に似たライ役のスー・チーもかわいい女優さんです。

フランクを助けるタルコーニ刑事のフランソワ・ベルレアンがとぼけた良い味を出しています。

主演のジェイソン・ステイサムが出演したミニミニ大作戦の続編製作が決定しました。
2005年末公開予定で今度の舞台はフランスだそうです。

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2004.11.02

幻の湖 忍耐!

橋本忍が脚本を担当した作品は、黒澤作品羅生門、七人の侍や風林火山、私は貝になりたい、ゼロの焦点 日本のいちばん長い日、人間革命、日本沈没、砂の器、八甲田山とそうそうたる作品ばかりです。
1974年の砂の器、1977年の八甲田山の成功で自ら監督した作品が幻の湖です。

幻の湖 橋本忍監督 1982年 東宝 東宝50周年記念作品

もしこの作品が橋本忍が脚本、製作のみで監督が他の人が担当していたら、どう仕上がっていたのでしょう。
難解な映画はたくさんありますが、この作品は難解ではありません、
ただ退屈で長く(164分!)平坦な演出が問題なのです。
そして主演の女優(南条玲子)の演技のへたくそさ、、

出演した俳優たちは作品の出来上がりをどんな気持ちで見たのでしょうか。

餅は餅屋、の見本のような映画でした。

素人でも映画を撮るのは夢です。そしてある程度の資金が確保できれば監督したくなるのもわかります。
でも大抵失敗してます、話題にはなりますが。

春来る鬼(小林旭) カンバック(ガッツ石松) ACRI(石井竜也) 稲村ジェーン(桑田圭祐)
どうでした?


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西部警察 復活!

一昔前は、TVの人気ドラマには刑事ドラマが必ず入っていました。
TVの限られた予算の中でカーアクション、銃撃戦、などを織り込み楽しませてくれました。
しかし、その中で他の刑事ドラマとは比べ物にならない予算で放送されていたのが石原プロの西部警察でした。
大都会から始まったシリーズはしぶいドラマのパート1から松田優作が出演するパート2からはアクションシーンが派手になりパート3を経て、放送局を変えてほとんど同じスタッフで西部警察へと衣替えします。

国会議事堂の前を装甲車を走らせたり、爆破シーンの火薬の量も増えました。
しかしその分物語のリアリティは無視、
渡哲也扮する大門団長はショットガンを弾数無制限にぶっ放していました。
場面によっては、ポンプアクションしても発射音のみで薬きょうすら出ていませんでした。

今回スペシャルで放送された西部警察では、亡き石原裕次郎に代わり渡哲也が課長を務め、
軍団長は、舘ひろしにバトンタッチ。

諸事情で一年待ったこともあり、久々の刑事ドラマなので期待が大きくなりすぎました。

以前の西部警察では大門の部下の刑事にもキャラクターがはっきり分かれて描かれていたのですが、
今回は舘ひろしの部下は若手の無名俳優なので舘ひろしや渡哲也のほうが目立っていました。

残念だったのはアクションシーンにもかなりの費用が掛かっているようなのに、撮影がフィルムではなく
VTR撮影に変わっていたことです。
ドラマ主体ではこれでも良いのですが、アクションシーンなどはVTRの画質ではどうしても安っぽく見えてしまいます。
車が走るシーンではVTRのスピードを変える小細工をしていますが、これも逆効果でした。

銃撃シーンはハリウッドの映画で見たような場面ばかりだし、、、
そして、一番の問題は、
かつての西部警察の最終回で(たしかスペシャル)大門団長死んでます!

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