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2004.08.31

どですかでん 黒澤明 季節のない街の人々

電車好きの六ちゃん(頭師佳孝)は自分では運転手のつもりです(彼は少し知的障害です)
どですかでん、どですかでんと言いながら街中を走りまわります。
どですかでん 黒澤明監督 1970年作品

乞食の子供は父親(三谷昇)との食事のため、街の食堂をまわって残飯を集めています。
食堂で、くわえ煙草の厚化粧のウエイトレス(塩沢とき)は残った料理に煙草の吸殻をかけて、食べ物は無いと子供に冷たく言います。
しかし厨房にいる主人(桑山正一)はかわいそうにと別の残った料理を分けてあげます。

すし屋で魚は煮てからたべるようにと店主に言われ残り物をもらいます。

持ちかえった残飯をに火を通そうとする息子に、
「これはしめ鯖といって酢でしめてあるから煮たりしたらいかんよ、、」と言いそのまま二人で食べてしまいます。
廃車を住家にしている親子の楽しみは自分たちがいつか住む家について語り合う事です。
門の形や建物の色や構造を息子に聞かせる父親。
幼い息子はそれを無心に聞いています。
所詮かなうはずのない空想ですが、貧しさも彼らの夢の中までは入って来られないのです。
やがて息子は食中毒で死んでしまうのですが、悲惨な物語なのにとてもやさしい感じがするのはなぜでしょうか。

顔面神経痛で足の不自由な島(伴淳三郎)は、友人を家に招待する。
愛想が悪い妻(丹下キヨ子)に腹を立てた友人に妻の文句を言われことで友人(下川辰平)に怒りつかみかかる。
他人から見ればどうしょうも無いように見える妻も島にとっては共に苦労をしてきた大切な存在なのです。

風変わりな登場人物たちすべてが他人からは変わって見えます。
悲惨にみえたり、風変わり、変人、貧しい、哀しい、滑稽な、とそれは様々ですが、他人から見た姿と本人が実際に感じているのとは違うものです。

ブラシ職人の沢上良太郎(南伸介)は大勢の子供と暮らしていますが、近所では、全て違う男と妻との間に出来た子供と噂されています。
そんな噂を父親に問いかける息子に言います。
「他人がなんと思おうとお前等はみんなとうちゃんの子供だ。おまえはとうちゃんの言う事より他人のことを信じるのか?」
六ちゃんのことを不憫に思う母親おくに(菅井きん)は毎日お経をあげて祈っていますが、六ちゃんはそんな母親は頭がおかしいと思っています。

街の中を六ちゃんにしか見えない機関車にのって走り回る姿は、普通ではありませんが、いつも見慣れている街の住人には見慣れた日常の光景です。
そして六ちゃんにしか見えない線路に立っている他の住人のほうが変わって見えるのです。

山本周五郎の原作(季節のない街)を映画化した黒澤明監督のはじめてのカラー作品です。
一風変わった登場人物たちが住む貧しい街での物語は現実離れした鮮やかな色で飾られています。

それまでの黒澤作品とは雰囲気の違う作品で、公開時にもあまりヒットしなかったようです。
しかし、後の黒澤作品の色使いなどを感じることができます。
物語の設定がスラム街のようなところに住む人々なので、好き嫌いがかなり分れた作品でしょう。


下川辰平さんが亡くなったとき、TVの芸能レポーターが、下川さんは生前、黒澤作品に出られなかったことを残念がっていたと伝えていました。
出番は少ないですがちゃんと出演しているのに、、、


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2004.08.29

怒る大人たち 酔いどれ天使 黒澤明

主人公の医者 真田(志村喬)は常に怒っています。しかしそれには正統な理由があるのです。
また彼は人間が好きだからこそ、他人でさえ放っておけずについ怒ってしまうのでしょう。
偶然出合ったやくざの松永(三船敏郎)に対する怒りもそんな気持ちからです。

酔いどれ天使 黒澤明監督 1948年 東宝作品

真田の怒りは前向きな怒りです。貧困や病気、悪に対する怒りでありそれに立ち向かう気持ちの表現が怒りになって現れます。どぶのような池で遊ぶ子供たちをしかるのも子供たちを思ってのことですが当の子供たちは単なるうるさいおやじとしか思っていないようです。
私が子供の頃はこんな大人がたくさんいました。今では子供に注意しても変人扱いされてしまうかもしれませんが。

一方松永の怒りは真田の怒りとは違い自分への怒りです、それは反社会的な存在である自分を認めさせるための他人へのアピールであり、また本当は認めたくない自分への怒りです。

やがて松永の怒りは結核に冒された自分を救おうとする真田の気持ちに答えられない自分に対する怒りに変わっていきます。

松永の兄貴分の岡田が出所し、真田の病院を手伝っているかつての岡田の情婦だった美代をたずねてきます。
美代を助けるために、真田の気持ちに答えるため松永が選んだことは彼にとって悲劇的な結末を迎えます。

うなされた松永が夢の中で棺おけに入った自分に対面する場面などは後に色々な映画で引用されています。
物語は夏に始まりますが、撮影は冬だったようで夏の場面でも白い息が写っている場面があります。
完璧主義の黒澤監督としては、出来上がりを見てはがゆい思いをしたことでしょう。

古い作品でもあり音声が聞き取りにくい箇所があるのですが、こんなときにDVDで日本語字幕が表示できるのはとても便利です。


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2004.08.26

生きものの記録 黒澤明

核に恐怖する主人公の老人、中島喜一を三船敏郎が演じています。
DVDの予告編を見たときには主人公が三船敏郎とは、気が付きませんでした。

黒澤明監督 生きものの記録 1955年作品です。
三船敏郎は黒澤作品には数多く出演していますが、ほんとうにさまざまな役を見事に演じています。

彼は水爆に対する恐怖から家族とともにブラジルへ移住しようとしています。
自分が築いた工場を閉鎖して、しかも自分の身内以外にも愛人の子供や家族まで連れて行こうとしています。

しかし彼の家族たちで賛成する者はほとんどなく、やがて家族から裁判で訴えられるまでになってしまいます。三船敏郎の演技は核に対する恐怖を強く訴えてきます。

裁判所の参与員をやっている歯科医の原田(志村喬)は、唯一彼に共感するのですが、、、
思い余った中島は自分の工場があるから家族が振り切れないものと思い、工場に火をつけます。
ついに精神病院に入れられてしまった中島は、、、、、
救われないラストの雰囲気はロアルドダールの作品などにも似ていて後の円谷作品のウルトラQなどにも影響を与えたのではないでしょうか。

脚本の一人に橋本忍がいますが、彼が後に脚本を担当した日本沈没でも、小林桂樹演じる田所博士は日本にやがて災害が起こることを警告しますが、世間は博士の警告を受け入れずに誇大妄想扱いします。
本当に恐ろしいことには目を向けず目の前の安穏とした状況をのみ守ろうとするのは一般常人の恒なのでしょう。
田所博士に賛同した日本沈没に対処するD計画の所員中田(二谷英明)が、もし日本沈没が起きなかったらD計画の人間はどう思われると政界の黒幕の渡老人(島田正吾) に聞かれる場面があります。
「それが起きなかったらここにいる者は、全員ほら吹きでペテン師、世間からは狂人扱いされるでしょう、しかしもしそれが起きたときには何もしないよりは多くの日本人が助かるはずです」
田所博士の予言は的中し日本は沈没しますがD計画のおかげで多くの日本人が救われます。
総理からあなたのおかげで大勢の日本人が助かったと言われる博士は、それが良かったのかと思いながら沈んで行く日本に残ります。

生きものの記録の中島はついに誰からも信用されずに、狂人になってしまいます。
そして彼の心配していることが万が一現実の事となったときに周囲の人間は彼を認めることになるのでしょうが、中島がその事を知ることはないでしょう。

野良犬(1949年)のときの若々しい三船とは別人ですっかり老人になっています。
原田が息子(加藤和夫)と会話する歯科医院では窓の外に市電が走り(パンタグラフのみ通過するのが見えます)その向こうの建物には窓の中に人物が動いているのが見えます。これはセットでの撮影と思いますが、ほんの一瞬の場面なのに凝った画面を作っているものです。
中島の町工場が火事で焼け落ちた場面では工場がまるごとほんとに焼け跡にする徹底ぶりです。

はじめ加藤和夫が出てきた場面では有島一郎と見まちがえてしまいました。
加藤和夫は日本沈没でも総理(丹波哲郎)の秘書官三村役で出演しています。
また洋画の吹替えもやっていて、海流の中の島々1977年アメリカ(ヘミングウェー原作)がTVで放送されたときには主人公のトム(ジョージ・C・スコットでモデルはヘミングウェー自身)の声をあてていました。加藤さん本人は細身の方ですががっちりしたジョージ・C・スコットにぴったりの渋い声でした。


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2004.08.23

夏ももうすぐ終わり

荒川の土手で自転車を押すおじいさん、
そろそろ夏も終わりに近い夕方です。
SANY0118.JPG

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こんどはスズメに遭遇!

会社の近くで自動車を運転中、前をすずめが横切りました。
たいしてスピードは出ていなかったのですが、フロントグリルにぶつかってきました。

車を止めて前を確認するとバンパー下の穴の部分にすずめの翼が見えています。
死んじゃったのかと思い、羽をつかもうとすると奥へ逃げ込んでしまいました。
エンジンを止め、ボンネットを開きなんとか捕まえましたが、手のひらの上で口を半開きでぐったりしています。

からだを確認したのですが羽や足が折れている様子はないのですが。
車内に連れて入りシートに置きましたが横になったまま苦しそうにしています。
SANY0117.JPG

30分ほどすると少し元気になり、社内で飛び回っています。
ためしに外で放してみましたが5メートルほど飛んで落ちてしまいました。

たぶんこのままじゃ猫かカラスのえさになるので家に連れて帰りました。

前にインコのピーちゃんを入れていたかご(もとは我が家で飼っているフェレットの外出用に買ったのです)に入れましたがピーちゃんと違って人間には馴れていません。野鳥だから、

パンを細かくちぎったのをエサ箱に入れて置きました。

大分元気になったようなので部屋で飛ばしてみましたが、少し飛ぶと息切れしています。
身体も小さいのでたぶん巣立ったばかりなのでしょう。
人間に対する警戒心がとても強く、手で掴むとくちばしで指を噛んできます。

家に連れてきて3日たち、回復したようなので最初に会った場所に連れて行き放してやりました。
20メートルくらい飛んで畑の中に入ってしまいました。30分ほど再び飛び出すのを待っていたのですが、
出て来ませんでした。無事に帰れたのか心配です。
これからは、すずめにも気をつけて運転しなくては。

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マスターアンドコマンダー 予告編は?

予告編が良く出来ていても本編を見てがっかりさせられることがあります。
予告編は作品の監督が演出しているわけではありませんし(まれに例外もありますが)本編から内容を考えずに良い場面だけ選んで、違う作品から流用した音楽を流せば、どんなにつまらない作品でもそれなりにおもしろそうに見えるでしょう。

マスターアンドコマンダー(監督ピーター・ウィアー 主演ラッセル・クロウ)は予告編と本編がまったく違う雰囲気の作品です。しかし作品が良くないとは思いませんでした。

ただし、劇場で流れていた予告編で期待して見た客はかなりとまどったのではないでしょうか。

19世紀、フランスと戦っていた頃の英国の戦艦(帆船)が物語の舞台です、大人の兵士にまじって少年兵も乗船して戦っています。戦争ものですが、この時代の帆船同士が大砲で戦う場面は優雅ささえ感じました。
もちろん、戦いで傷つき死んでゆく兵士にはそんなことは感じられないと思います。
やがてボタンひとつですべて全て焼き払う戦争へと続く事は十分判っています。

少年たちはたった一人の艦長を信じ戦いへ旅立った、、、このコピーからも予告編を見ての印象は乗組員が全て少年兵のような感じで、しかもかなり悲劇的な話のようでした。
原作がシリーズものと聞いていたので艦長と数人の少年兵のみ生き残る話なのかとも思っていましたが、
実際は海洋冒険物語でした。少年兵は数人であとはおやじです。
映画は所詮作り物の世界なのですから、多少つじつまが合わないところがあっても映画を見ている間、気が付かず楽しめればそれで良しと思っています。
しかし、まったく違う話を期待させるような予告編の作り方はどうかなと思います。

旅館やホテルのパンフレットできれいな場所ばかり並んでいる写真を見て出かけ、実際にはずいぶん雰囲気が違う場合がありますが、あれと同じようなものでしょうか。

劇場で予告編を流す際には、これはイメージです。実際の作品とは違う場合がありますがご了承下さいとテロップでも流すべきかも、、、

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2004.08.21

エグゼクティブコマンド この偽者め!

TVでエグゼクティブコマンドという映画を放送していました。
エグゼクティブデシジョンとタイトルが似ていると思っていたら設定もほとんど同じで驚きました。
エグゼクティブデシジョンの翌年の作品なので製作者の根性に脱帽!
そしてこれは続編まであるそうです。

オリジナルを生み出すのは大変ですが、それを真似するのは容易です。

最近の日本のドラマや映画を見て思うのは、ヒットした海外の映画やTVの作風を真似した作品が多いことです。

スターウォーズの冒頭の画面上方から宇宙戦艦が出て来る場面、
スーパーマンのタイトルの半透明なロゴが流れる場面、
ツインピークスの変な登場人物の設定、
セブンのタイトルの振れたロゴ、
アイアムサムで多用されてたわざとパンしたりする手持ちカメラの映像、
ERのたくさんの人物が画面奥に映った映像、
24の画面構成や、あの時刻が表示される場面、

これらは全て日本のドラマで真似されています。
でも独創性を捨ててまで視聴者に媚びるのはどうでしょうか、
しょせんまがい物はオリジナルには勝てないのに。

最近放送中のTVドラマ逃亡者も24をずいぶんパクってますね。(場面構成や効果音など)
そんな、場面を見ると途端に興ざめです。
日本独自の作品は渡鬼と水戸黄門ぐらいなのでしょうか?

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2004.08.17

猟奇的な彼女 韓国の酒の呑み方

公開当時から気にはしていたのですが、観る機会がありませんでした。
そして先日やっと観ました。

この映画のヒロイン(チョン・ジヒョン)はとてもチャーミングでした、主人公の気の弱い青年キョヌ(チャ・テヒョン)も好い味出してます。
この映画はこのタイトルのために観なかった人も結構いたのではないでしょうか、私もその一人です。
韓国では猟奇の意味は日本とは少し違います。(すこし他とは変わっているいう感じでしょうか)
単なるコメディ映画と思っていましたから。
最近この映画の予告編を2種観る機会があったのですが、一本はロマンス映画風、一本はコメディ風のつくりでした。
私は観終わった後すっきりした気分で劇場を出られる作品が好きなのですが、この作品はまさにすっきりさせてくれました。
劇中の台詞で韓国人は映画にセンチメンタルな部分があるのを好むとありましたが。この映画ではそんなセンチメンタルも程よい感じでした。

物語の中で何回か焼酎を飲む場面が出てきます。
日本では焼酎は水割りかお湯割り、またはオンザロックで呑むのが普通でしょう。
韓国では焼酎はショットグラスでストレートでやります。日本のように最初はとりあえずビールでは無く、
ショットグラスでぐいぐい呑むのです。

韓国に仕事で出かけたときに食事のおいしさに感動しました。そしてボリュームにも、、、
あれだけの量を美味しくいただくには、ビールでがぼがぼになった胃袋では立ち向かえないでしょう。
辛い料理にはストレートの酒があっているのです。きっと

家で真似してストレートで焼酎を飲みましたが、3日でやめました。胃が痛くなったので、、、

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正統派海の家にもう一度行きたい

お盆の中やっとの休暇なので波乗りに行くのを楽しみにしていました。
ウェブの波情報を確認してみたのですが湘南は相変わらず湖のようで、多少は期待できる千葉へ向かいました。
こちらも波は良くないようでしたが、取り敢えず行って見る事にしました。

場所は真亀海岸です。
前日までの雨のため水は汚く、死んだ魚がたくさん浮いていました。(まーこの時期の湘南よりはましですが)

波のサイズはやっと腰(セットで)程度。午前10時に入水したときには20人ぐらいいた同胞も昼には退散し、残ったのはわずか2.3人、でもがんばって乗れば、多少乗れる波もありテイクオフの練習には丁度好いと思い2時頃まで、テケテケやってました。
昔は夏の海までのドライブはかなり混雑した記憶がありますが、最近は他に楽しい事がたくさんあるようで、そんなに混んでいません。
東京からの行きも帰りも1時間30分しかかかりませんでしたから。

海の家も少なくなった気がします。とくに3年前?の台風のあとに海岸沿いの海の家が無くなってからは、
私が好きだったのは、屋号は忘れましたが店内の壁に三原順子や女子プロレスラーの写真や色紙が貼ってあった海の家です。
湘南の海の家のようにFM放送ががんがんかかっているような感じではなく、プレハブにござが敷いてある昔ながらの正統派なつくりです。音楽さえももかかってはいませんでした。
ここでテーブルの上のコンロで自分で焼いた焼き蛤を食べるのが楽しみでした。

息子と行った8月の終わり、焼き蛤とラーメンを食べたあと、他に客の居ない店内で店のおばさんに息子が話しかけられました。
「海で泳いでくたびれたでしょう、よかったら、そこで昼寝していきなさい、そうしな、、」
海水浴の季節も終わりに近いこのときに、なにかとてものんびり出来た記憶があります。

楽しい夏の思い出です。

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2004.08.16

8月15日の意味

8月15日、
59回目の終戦記念日です。
テレビを見て感じたこと、思ったよりも終戦記念日の番組がありません。
戦没者追悼式典がNHKのBSで放送されていた他はドキュメントが数本のみでした。

こんな番組を放送しても、お盆休みで出かけている家庭では視聴率も取れないということでしょうか。
それにオリンピックもあるし。

むしろラジオの方が終戦記念日について放送されていたようです。

子供の頃、手や足の無い傷痍軍人が上野の公園でアコーディオンやハーモニカを演奏しているのを見てとても恐ろしかった記憶があります。演奏の音は今でもトラウマになっているほどです。

直接には体験していない戦争という事の恐怖を感じていました。

小学生の時に広島で原爆記念館を訪ねたときもとてもショックを感じました。

戦争を直接知らない世代にとって、それを伝えられる事はとても重要だと思います。
そういう事を知ってなお戦争を繰り返すなら、仕方ないのかもしれません。
来年は終戦後60年、還暦を迎えます。
色々あっても、それでも平和な日本に感謝します。

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2004.08.08

海では簡単に溺れますよ、、、

本日は九十九里で波乗り。
風が多少強く、そのため波の状態はいまいちでした。湘南方面は波が無かったので、波があるだけましと思い入りました。
思ったよりも水温が低く、ラッシュガードで入ったのを少し後悔。
ジェットスキーが側をすり抜けて行くので、轢かれないように、注意しながら波乗りしてました。
以前はあまり見かけなかったのですが、このところよく見かけます。
男1人女2人が乗ったジェットスキーが沖にむかって波を乗り越えて行き、やがて戻ってきたときには途中で入れ替わったのか女の人がスロットルを握っていました。
一度岸に戻ると、今度は女性2人のみでまた沖に向かって行きます。
波の大小を選んで出てゆけば良いのでしょうが、お構い無しに波に向かって行きます。
そして大きな波が崩れたあと、女性2人はジェットスキーから放りだされていました。ジェットスキーは運転者が席から落ちるとエンジンが切れるようになっています。波間に漂うジェットスキーから女性達は流されて少しずつ離れて行きます。
ライフジャケットのおかげで女性は水面に浮いていますが、何回も波にまかれると溺れる場合もあるかも、と20メートルぐらい離れた水面で見ていました。岸を見ても連れの男性はまだ気付いていないようです。

以前に溺れかけた女性をサーフボードに乗せようと近付いてこちらまで溺れそうになった経験があるので、近寄れませんでした。
波の無い水面ならともかく、波の中で他の人間を助けることが出来るのは余程のエキスパートです。

私の子供がボディボードで溺れそうになったときにも、岸に2人で戻るまでに、これは明日の新聞にのるかもと、(子供を助けようと溺れて死亡!)海水をがぶがぶ飲みながら思いました。こんなときは人間は妙に冷静なものです。
水中に放り出されて、子供に息させなくてはとTシャツをつかんで海面へ、すると自分はぶくぶく沈み、、、
今思い出してもぞっとします。

既に波に巻かれたジェットスキーは底を上に浮いています。

女性は岸に戻ろうと浮いているのですが、波が崩れるたびに身体が見えなくなっています。
こんな状態で水を飲んだらすぐにパニックになって溺れてしまうでしょう。

やっと連れのジェットスキーがやってきて事なきを得ました。
たぶん私が思っていたほど大変な状況ではなかったのかもしれません、
でももし、波がもう少し高かったら、女性がライフジャケットを着けていなかったら、ひっくり返ったジェットスキーが落ちた人に当たっていたら、、、

私は心配性なので、そんなことを考えていました。

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2004.08.06

海の痛い生き物

海では色々な危険な動物がいます。危険といっても彼らは本来住んでいる場所で、自ら持っている特性を発揮しているだけですが。
最初に遭遇したのは湘南で波乗りしているときに、やられたかつおのえぼしです。
青色の小さなビニール袋のような本体から伸びた触手に毒があり、これが手や足に触れるとそこから毒が回ります。
こいつに攻撃されると最初に触手が触れた箇所に激痛があり、やがて毒が血管を通ってだんだん体の中心に向かってくるという、恐ろしい体験ができます。
私は最初にやられたときには、岸に上がってから刺された患部の痛みがだんだんと心臓に移動してくるのを感じながら30分ほど倒れていました。
2回目にやられたときには、触手が貼りついた患部に口をつけて毒を吸おうとして、今度は口の中がしびれてしまいました。あとで知ったのですが、触手が触れた部分には毒をもった触手が貼り付いているので、アルコール(そんなのふだん持ってない!)で消毒するか、砂をこすりつけて触手を取除くのが応急処置のようです。

大人でさえあの痛みなのですから、子供が指されたらかなり危険です。
これは水面に浮いているのをすぐ見つけられますし、大量に発生したときには砂浜にも打ち上げられた姿が見られますのでそんなときには注意が必要です。

しかし上には上があるものです。千葉の豊海ではさらなる惨劇が待っていたのです。
やはり波乗りを楽しんで、そろそろ帰ろうかと思っていたときに、右足の親指に激痛が!
ガラス瓶の破片でも踏んだのかと思いながら、砂浜へ上がりました。見ると右足の親指の裏から出血しています。
傷口は小さいのにものすごい痛みを感じました。
なんとか車まで戻りしばらく我慢してたんですけど足の付け根の方までしびれてきて、これはやばいかもと、
車を運転しようとしても右足の激痛でアクセルも満足に踏めず、海岸近くのスーパーの駐車場で休んでいました。
少し前にキャンプに持っていったウイスキーがスキットルに残っているのを思い出し足にかけてみました。
それでもシートに座ってじっとしていてもがまん出来無いほどの痛さでしばらくうめき声を上げていました。
がまん出来無いのと一向に痛みが引かないので携帯電話で119に連絡してこちらの状態を説明したところ、たぶんアカエイに刺されていると言われました。
近くの病院を紹介してもらい、時速20キロで運転し病院へ、
傷口を洗浄消毒してもらい、破傷風の予防注射2本打ってもらいました。
消毒してもらったときにもかなりの痛さでした、恥ずかしながらここでもうめき声を上げてしまい、看護婦さんに聞かれてしまいました。(情けない!)
このときウイスキーで消毒したことを先生に話したら、「あんたブラックジャックか、」と言われて笑われてしまいました。
アカエイの痛みはかつおのえぼしに刺された時の10倍です。でもおとなしく寝てるとこ踏んずけてしまったのは私なのですが。

次はサメにかじられないように気をつけます。

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夏、盗撮に注意!

海やプールに出かける機会が多いこの季節、盗撮に注意しましょう。
最近は、ほとんどの人がカメラを携帯しています、シャッターチャンスを狙って。
中には水着が透けて撮影できるビデオカメラもあるのです。メーカーによって発売は中止になりましたが、既に販売された製品がアングラで出回っています。
SANY0002.JPG
しかし私が注意しろと言っているのは、カメラを構えているほうのアナタなんです。
たとえば、海水浴に行ったとき、あなたは自分の幼い子供を撮影しようと、カメラを構えます。
子供の自然な表情を捉えるためすこし距離を置いて、ズームで撮影。
そのときあなたはTシャツに短パン姿、海に来たのは昨年の夏以来、赤く焼けた肌が他の小麦色の日焼けした若者の間で少し浮いています。
そしてニヤニヤしながら一生懸命撮影するあなたの肩を叩いて呼ぶ人が、
そこにいるのはライフガードのおねーさん。
「すみません、さっきから何を撮影しているのですか?」そしてあなたは
「ムスメですよ、気付かれないようにね、、」と答えます。
「ちょっと、いっしょに来てください」とおねーさん。
「・・・・・・・」
意味が解らないまま監視事務所へ連れて行かれるアナタ。
そして事務所で撮影したビデオを見せるように言われ、しぶしぶモニターで再生。
モニターを覗き込んでいる屈強な監視員の若者が一言。
「やっぱりな、、、」
そこには無邪気に遊ぶアナタの娘さんの横に写っているビキニのムスメたちが、、、、

そうです自分の子供を撮影していただけで、水着のムスメを盗撮したと疑われて、監視員に通報されていたのです。
これは私の想像ですが、こんな事にならない様にじゅうぶん注意してください。

先日携帯のメールを確認しながらうつむいて歩いていたら前を歩いているアベックににらまれました。
見ると女性はミニスカート、携帯のカメラで撮影したと思われたのでしょうか?
ちなみに私の携帯にはカメラ付いていませんから、ざんねーん。

海に行ったときに波の様子を撮影するときには、女性の居ない場所で撮影するようにしています。

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2004.08.05

8月6日の意味

また今年も8月6日がやってきます。
平和を享受しているこの国で繁華街で若い人に8月6日が何の日か訊ねてもわからない人も多いでしょう。
1945年8月6日午前8時15分広島に原爆が投下されました。
4000度の高温で町がひとつ消えたのです。

私は単純に戦争は悪とは考えていません、悲しい事ですが人類の歴史に戦争=戦いは必ず付いてまわっています。いくら平和を唱えていても外部からの侵略があった際には武力を使用するのも仕方ない場合もあると思います。

しかし戦争が起きたときに一番の被害者になるのは子供達です。
彼等には選択の余地がないまま、戦火に巻き込まれます。
そのことは絶対に忘れたくありません。

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焼き場の少年
ジョー・オダネル軍曹(アメリカ空爆調査団・公式カメラマン)が原爆投下された長崎で撮影した写真です。
少年に背負われている幼い弟はすでに息をしていません。少年は弟を火葬してもらうために焼き場に来たのです。

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2004.08.04

本日の入道雲

本日撮影の入道雲です。
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ほんとうに見ていると元気がでてきますね、夕陽は感傷的な気持ちになりますが、
入道雲は、やったるぞという気持ちになります。

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これは夕方撮影、天国への階段です。

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2004.08.02

牙吉 映画の効果音の大切さ

映画で音の占める割合は重要です。
劇場で見た時の迫力は、家庭の小さなテレビのスピーカーで見たときには半減してしまいます。
仮に小さなモニターでもスピーカーがある程度整った環境で見た場合には迫力が増します。
我が家は集合住宅なので、大きな音量は出せませんが、映画を見るときにはAVアンプを使用し5.1チャンネルのスピーカーで見るのですが、やはりTVのスピーカーで試聴した場合とは格段の差があります。

跋扈妖怪伝 牙吉(ばっこようかいでん きばきち、読める人何人いるのかこの題名は、)
監督:原口智生 主演の牙吉は原田龍二
妖怪の登場する時代劇です、安政二年(1855)妖怪たちを滅ぼそうとする人間との対決を描いています。

クライマックスには変身!した牙吉の超人的な活躍が描かれているのですが、この場面での効果音に違和感を感じたのは私だけでしょうか。
牙吉の鳴き声は往年の怪獣映画の鳴き声そのまま(サンダ対ガイラとそっくり)ですし、格闘して地面に倒れるときの音がドドーン、ズシーン!とゴジラの映画やウルトラマンで怪獣が地面に倒れるときの音そのままなのです。
これ以降私はげらげら笑いながら鑑賞させていただきました。
まー、100歩譲ってサンダの鳴き声は許すとしても、ドドーン、ズシーンの音はものすごく大きな身体が倒れたときの効果音です。人間ぐらいの大きさならせいぜいドス、ドスンではないでしょうか。
いやもしかしたら、この場面は昔の怪獣映画へのオマージュなのかも知れないですね。
この作品はR15指定なので、過激なシーン(首が切れてぴゅーと血が吹き出しながら歩く敵とか)が結構あります。
もし私が子供時に見ていたら確実にトラウマになったでしょう。

子供頃に劇場で見た東宝映画キングコングの逆襲のラストでメカニコングを操るドクターフー(天本英世)が口から血を吐きながら絶命するのを見て、悪い事をすると最後はあーなるのだと恐ろしかったことを思い出しました。

跋扈 「跋」は踏む意。「扈」は魚をとる竹籠。魚が籠にはいらずに、踊りはねることから、わがもの顔に振る舞うこと。のさばりはびこることの意味です。

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2004.08.01

辻堂海岸、最後の一本はいつもこうなります

台風のあとの波を期待はしていましたが、あまり大きすぎると歯が立たないので、一日間を置いて本日波乗りへ行きました。場所はこのところずっと湖の状態だった神奈川の辻堂海岸へ、、、
のんびりした雰囲気の海です。となりの鵠沼は駅から近いので混んでいますが、ここは駅から離れているので多少は空いています。
海までは順調に着いたのですが、天気も良かったので駐車場に入るまで1時間待ちました。
SANY0072.JPG
駐車場の順番待ちのときに見た入道雲

おかげで駐車場の順番待ちの間に着替えられましたけど。
だらだらとした厚めの波でしたが、たまに来る波にはそこそこ楽しめるのもあり、十分満足しました。
漂う海藻がやたらにまとわりついて気持ち悪かったです。

いつものことですが最後の一本を乗ってから上がろうと思うのですが、
その最後の一本が満足できずさらにもう一本となって上がる時間がどんどん遅れていくのです。

スキーやスノボなら確実に最後の一本は決められるのですが、
30分後に最後の一本を終えて、岸へ上がりました。
これで、帰ってからもこの最後の一本を思い出しながらしばらくニヤニヤできます。


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