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2004.07.08

ヤマトよ何処へ行く、、

宇宙戦艦ヤマトの新作が企画されています。
日曜日、夜、カルピス劇場の裏番組で最初に放送されたときには視聴率も振るわず予定より短い放送回数で終了しました。1974年のことです。
SANY0017.jpg
その後再放送で人気が出てTVシリーズの再編集版が劇場で公開される頃にはものすごい人気になりました。
この時、ラジオの深夜放送※①でドラマが放送され、松本零士氏もゲスト出演していました。
しかし、ラジオドラマなので松本氏の名前はスタッフに含まれておらず、放送中に激怒した松本氏は途中で帰ってしまいました。この時からプロデューサーの西崎義展氏と松本氏には確執があったようです。その後映画は死んだ人物が突然現れたり、また前作でやっと助かった人物があっさり死んだりと訳のわからない作品が完結編まで続きました。しかし西崎氏は主題歌に有名歌手※②を起用したりと作品の話題作りは上手でした。

ヤマトが完結した後もデザインを一新したYAMATO2520※③も製作されましたが途中で中断しています。

やがてヤマトの権利をめぐり西崎氏と松本氏は裁判で争う事になります。
物語の設定などは自分が創造したと主張する西崎氏、メカニックや人物のデザインは自分が創造したのであり、それらが無ければヤマトは出来なかったと主張する松本氏の間で長い間、権利が争われていました。
その間にも、松本氏は新宇宙戦艦ヤマトをコミック誌に連載したり、ゲームソフト※④の製作に携わっていました。
新作のコミックでは旧作の登場人物の子孫(物語はヤマト1作目から1000年後!)がそろって登場します。1000年たっても同じ顔です。先祖からあずかっている腕時計にメッセージが表示され、みんなヤマトに集合します。その時に腕時計に現れるメッセージは日本語で「ヤマトに集まれ!」ここまで読んだところで10分程気を失っていました。

やがて裁判は和解となり、ヤマトのメカニックや人物の設定は映像において西崎氏に権利が認められました。松本氏がヤマトで認められた権利はコミック作品等のみになりました。

そのため大ヤマト零号というDVD映像作品を制作します。この作品はヤマトとはまったく関連が無いオリジナルとのことなのですが、登場人物もみんな誰かにそっくり、そして零号と呼ばれる宇宙戦艦にいたっては、旧作ヤマトの胴体にアルカディア号※⑤の翼をくっつけたようなデザインです。むかしはこんなバチもんのプラモデルがたくさんあったのを思い出しました。おそらく裁判の結果でヤマトについての権利を限定された松本氏が苦しまぎれに製作したのでしょうか。

西崎氏の方はヤマト復活編を2006年の公開に向けて準備中です。

ゴジラシリーズは平成のシリーズで設定がめちゃくちゃになり昇天しました。
仮面ライダーは別な作品になりました。
水戸黄門は路線変更の過ちに気が付き、方向を修正しました。
ディズニーはヒットした作品にあやかっただけの費用も時間も縮小した安易な続編を作り続けています。

新たなヤマトは何を目指し航海するのでしょう?
私にとってのヤマトは2作目(さらば宇宙戦艦ヤマト)で完結しているのですが、、、

※①ニッポン放送枠で放送されました。深夜のラジオドラマはこの後多数放送されました。
②沢田研二、島倉千代子、岩崎宏美、布施明、八神純子、等が主題歌を歌い、劇場版の完結編のナレーターは中代達矢が担当。
③1994年作品、デザインはシド・ミート 主人公の声は錦織一清、主題歌はTOKIO、ナレーター広川太一郎
④PS2で2本発売されました、豆のように表示されたヤマトの乗組員たちが地味に戦うのですが、見方が敵にやられ死ぬたびにいやな気分になりました。
⑤アルカディア号はキャプテンハーロックの船です。

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